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株式会社マイクラフト
株式会社マイクラフト


ジオラマ電飾工作例でご紹介している「昭和の田舎の夏休み」のジオラマの作り方を一から詳しくご紹介。
ジオラマは、使う道具や作り方が分かれば、初心者でも作れるものです。

また、夜景工作に必要なLEDパーツもハンダ付けや電気の知識不要。初心者でも簡単に使えるので、 初めてのジオラマ工作でも美しい夜景が作れます。夏休みの自由工作などにもおすすめ

このジオラマの概要


ベースサイズは約25×45cm。立ち並ぶ露店や農家の建物、街灯や電車にLEDを入れて、 にぎやかな昭和の田舎の夏祭りをテーマにしたミニジオラマです。


俯瞰で見た様子。比較的揃えやすい模型パーツを使っていますが、使う建物や駅舎などは必ずしも同じものを使わなくても、 多少好みのものに変更したりして作ってみてください。


ライトアップした様子。せっかく作るなら、やはり美しい夜景も楽しめるジオラマにしたいですよね。
LEDパーツは、すべてコネクタの抜き差しだけで使えるので、電気の知識やハンダ付けは一切不要。初心者でも簡単に使えます。
※LEDパーツはすべて マイクラフトYahoo!店 にて購入できます。


立ち並ぶ露店の照明が、にぎやかな夏祭りの雰囲気を演出します。
比較的簡単に作れる小さなジオラマですが、LEDをふんだんに配置することで、夜景の美しさをしっかり楽しめるようにした構成になっています。

それでは、さっそく作り方を一からご紹介していきます!
初めての方でも、これを見れば少なくとも同じレベルのものは作れるようになるはずです。

まずは模型を並べてイメージする


まずは用意した模型を並べてみてイメージします。ジオラマを作る際には、まずは実際に模型を並べてみるのが一番です。 実際に並べてみると、サイズ感や雰囲気が分かり、イメージもしやすいです。

このジオラマで使用している模型と主な道具は下記のとおり。

【模型(Nゲージ)】
●ジオコレ 建物コレクション「農家A3」(トミーテック) ※最新の「農家A4」で代用可能
●ジオコレ 建物コレクション「駅A」(トミーテック) ※最新の「駅A2」で代用可能
●ジオコレ 情景小物「露店A・B・C・D」(トミーテック) ※最新の「露店A2・B2・C2・D2」で代用可能
●ジオコレ 情景小物「ビニールハウス」(トミーテック) ※最新の「ビニールハウス2」で代用可能
●電車:ジオコレ「鉄道コレクション」を使いましたが、お好みの電車を使ってください。
●車:ザ・カーコレクション 基本セットC(トミーテック)を使っていますが、お好きなもので。
●線路(TOMIXのレール「ファイントラック」)
●鉄路柵には、TOMIXの柵・看板セット
 ※鉄路柵も色々なものがあるので、好みのもので良いです。

なお、農家の庭に、建コレ「農機小屋と農機」に付属のトラクターと荷車、 駅舎の前に情景小物「自販機A2」を使っていますが、なくてもかまいません。
また、農家や駅舎、小物など上記以外の好みのものを使ってもかまいません。 特にここでご紹介した同じものにこだわる必要はないです。

※トミーテックのジオコレシリーズは、発売から一定期間経過するとメーカー在庫切れとなり、 入手が難しくなることがあります。種類によっては、カラーが変わってリニューアルされるものも多くありますが、 入手が難しい場合は、似たタイプの模型(建物など)を使って作ってみてください。

なお、ジオコレ「露店」シリーズが、メーカー在庫切れで手に入らない場合は、 下記の組立式ペーパークラフト(1/150)の露店シリーズでも代用できます。
なつかしのジオラマシリーズ【露店セットA】 MP03-68
なつかしのジオラマシリーズ【露店セットB】 MP03-69
ペーパークラフトの組み立ては非常に繊細ですので、先端のノズルの細いボンドがあると便利です。
【アルテコ/パワーエース速乾アクリアStick】極細ノズル


【緑化・地形素材】
●カラーパウダー ライトブラウン・ライトグリーン(TOMIX)
●ナノプランツ(ミックスグリーン)(カトー) ※旧名称:ターフ 緑褐色
●スモールプランツ(ライトグリーン)(カトー) ※旧名称:コースターフ 明緑色
●ギガプランツ(ライトグリーン)(カトー) ※旧名称:クランプフォーリッジ 明緑色
●広葉樹の幹(小)24本入り
●バラスト(ナノ ライトグレー)(カトー) ※旧名称:バラスト 灰白色 細目

【道具類など】
●板材・釘・石粉粘土・木工用ボンド・セロテープ・マスキングテープ・スポイト・プラカップ・筆
 (上記はすべて100円ショップので良いです)
●アルミテープ(好きな形に切って貼ることができるアルミのテープ)
●接着剤:ボンド ウルトラ多用途SU(クリア)
●接着剤:UV硬化樹脂(UVレジン)と硬化用の「紫外線LED(UV LED)」
 (100円ショップにも売ってはいますが、品質の良いものをおすすめします)
●マットメディウム(人形や露店、小物の固定などに使います)
●ドリル(ベースに穴をあけることができるもの)
●タミヤアクリル塗料
フラットホワイト(XF-2)、ミディアムグレイ(XF-20)、 バフ(XF-57)、 デザートイエロー(XF-59)、フラットアース(XF-52)、タミヤ アクリル溶剤。
※他の絵の具(リキテックスやアクリル絵の具など)でも構いません。
●LEDパーツ(詳細は後ほど記載)

【 1 】 ベースを作って粘土で地面を作る

ベースに使う材料(木材、粘土)は、すべて100円ショップで手に入るもので作れます。

ベースとなる板材に、4辺を補強する角材をボンド+釘で取り付けてベースを作ります。

※今回の製作手順では2辺だけの角材取り付けで省略していますが、できれば4辺やった方が良いです。

模型を並べてイメージを確認します。

模型を設置する位置が決まったら、まず大きな建物の「農家」と「駅舎」には、先にLEDを取り付けてしまって、 ベースに設置します。

この過程は後ほどご紹介します。ここではまず、簡単にLEDパーツの使い方に触れておきます。(下記)
使用するLEDパーツについて、少し触れておきます



LEDランプは、コントローラのコードにコネクタで接続し、電池ケースにつなぐと点灯できます。
(基本はこの3点で使用できます)

コントローラ8pmは、通常8本のコードに直接LEDランプを接続して計8本点灯できるコントローラですが、 図のように「分岐ハーネス(2分岐・3分岐ハーネス)」を使用して、つなぐ本数を増やすことができます。

【今回のジオラマで使うLEDランプの構成】
●「露店」に11本
●「街灯」に4本
●「駅舎」に3本
●「農家」の建物には2本
 (上記いずれもそれぞれ「チップ型LEDランプ 電球色」)
●「電車」は2両に1本ずつ計2本
 (電車にはLEDが3つ繋がっている「チップ型3連LEDランプ」を使用しています)
●「たき火」に2本(チップ型LEDランプの橙と黄)

図の一番上、2分岐からさらに2分岐してつないでいる4本のLEDランプは「街灯」に使用。
街灯として程よい明るさになるように「インラインLED調光器」も接続して、明るさを調節できるようにしています。
その下、3分岐してつないでいるLEDランプ計16本は、「露店」「駅舎」「農家」にそれぞれ使用、 3連タイプのLEDランプ2本は電車の室内照明に使います。
残った1本のコードに「インラインコントローラ(ゆらぎ2本用)」を使用して「たき火」の表現に使います。
以上、計24本のLEDランプを使用できるようにした構成です。

LEDパーツはすべてコネクタ・プラグの抜き差しだけで簡単&安全に使用できるので、初心者の方でも大丈夫です。 それぞれの電飾方法については、順に詳しくご紹介していきます。

※このジオラマで使用しているLEDパーツは、このページの最後ですべて一覧で記載しています。
LEDパーツはすべて マイクラフトYahoo!店 にて購入できます。

ジオラマの作り方に戻ります

駅舎にLEDランプを取り付けます。

使うのはチップ型LEDランプ 電球色(ロングサイズ)

先端のチップLEDが光ります。
コネクタをコントローラのコードにつないで点灯させます。

駅舎の模型に最初から開いている穴を利用してLEDランプを裏から通します。

穴から通してきたLEDランプのリード線先端のチップLEDを、駅舎の屋根部分に取り付けます。

LEDを設置する所には予めアルミテープを貼っておきます(LEDの透け防止のため。この建物自体は光が透けにくいので遮光処理はこれだけでOK)。

この駅舎は、左右で部屋が分かれており、左の部屋にLED2個、右の小部屋に1個取り付けています。
LEDの取り付けはテープなどで固定するだけで十分です。

屋根パーツを取り付けて、LEDの点灯チェック。
良い感じで電飾できました。

同様に、農家の建物にもLEDを組み込みます。

※模型に付属の建物ベース部分は使いません。

この建物にはLEDを2個使用します。
チップ型LEDランプ 電球色(ロングサイズ)×2本。

なお、この農家の建物は光が透けるので、内側全面にアルミテープを張り付けて遮光処理をしています。

点灯させてみた様子。アルミテープ張りは、遮光の効果の他、光を反射させて全体に光を拡散させたいときにも有効です。

建物自体は光が透けず、窓からだけ明かりが漏れるようにできました。

※地面の部分からはこのままだと光が漏れますが、ジオラマ設置時に粘土でしっかり塞いで、 上からパウダーなどを撒いてなじませ、光が漏れないようにします。

ベースに、LEDランプのコネクタを通せる穴をあけます。
穴は、建物(駅舎・農家)を設置する部分の真下に開けます。(建物を置いたときに隠れる位置)

建物を設置し、粘土を全体に塗り付けて地面を作っていきます。

農家、駅舎は、穴からLEDランプのコネクタをベース裏側へ通してから置き、ビニールハウスと線路も設置して、 周りすべてに粘土を塗り付けていき、地面を作ります。

※建物等の設置は、粘土が乾燥したら自然に固定されるので、接着剤等での固定は不要。

粘土を指でひたすら伸ばして、できる限り平らにします。終わったら粘土が乾燥するまで待ちます。

※建物類は粘土で固定するような感覚です。
【 2 】 地面の塗装〜パウダー撒き

粘土が乾燥したら、地面を塗装していきます。
塗装は、タミヤ アクリル塗料をいくつか混ぜた色を使っています。
左から、フラットホワイト(XF-2)、ミディアムグレイ(XF-20)、バフ(XF-57)、 デザートイエロー(XF-59)、フラットアース(XF-52)。 この辺の色は地形作りで自然な雰囲気を出しやすい色でおすすめです。
ここでは、フラットアース以外の4色を使っています。

道路にする部分以外の地面を、バフやデザートイエローなどを適当に混ぜた色で塗装。 あくまで下地としての塗装で、後で上からパウダーを撒いていき、地面はほぼ隠れるので、色にはそれほどこだわる必要はないです。

※なお、写真では道路部分にマスキングテープを張り付けていますが、 マスキングテープの淵から塗料が染み込んで失敗したので、 液体タイプのマスキングを使うか、鉛筆などで道路のアタリを付け、それに沿って普通に塗っていった方が良いです。

塗装が乾いたら、線路周りにバラスト(線路に敷き詰められている石)を撒いていきます。

カトーのバラスト「ナノ ライトグレー」を使いましたが、使うバラストはお好みでいいです。

※画像は、旧品名時代の「バラスト 明灰色 細目」。現在は「バラスト(ナノ ライトグレー)」の名称でリニューアル販売されています。

バラストやパウダーなどの固定には「ボンド水溶液」を使います。

プラカップなどに木工用ボンドを出して、水を入れてよく混ぜます。
「ボンド1」に対し「水2」くらいが良いとか、1:3くらいが良いとか色々いわれていますが、 薄め・濃いめ、その時の様子で使い分けられるように、作り分けておくと便利です。

パウダー類の固定には薄め(1:3)でも良いですが、バラストの固定用は濃いめ(1:2)で作ります。

ボンド水は台所用中性洗剤を1滴入れると、パウダーやバラストなどにボンド水が浸透しやすくなるようです。

ボンド水溶液は、ジオラマ製作では色々な場面でかなり使いますので、大きなジオラマを作るときには、 多めに作っておいて、蓋をして保存できる容器に移しておくと便利です。

線路周りにバラストを撒いて、形を整えたら、遠くから水で霧吹きしてバラスト全体を湿らせてから、 ボンド水溶液を滴下していきます。
ボンド水が全体にしっかり浸透したら乾燥するまで待ちます。

※バラストは、撒く前に先に水で湿らせておいても良いです。

乾燥を待ちます。

バラストの固定には、ボンド水は必ず濃いめで作り(ボンド1:水2)、食器用中性洗剤を1滴まぜたものを使います。
パウダーと違って、濃度が薄いとバラストはしっかり固着しないことがあります。

つぎに、道路になる部分を塗装します。

アクリル塗料のミディアムグレイ、フラットホワイト、バフを混ぜた色で塗っています。
道路はそのまま最終的な色になるので、塗装する色は試し塗りなどをしながら慎重に決めて塗ります。

上から見た全体の感じです。

道路は田舎の未舗装道路をイメージしているので、 あまりはっきりとしたグレーにならないように、バフのようなベージュっぽい色を混ぜると自然な雰囲気になります。

塗装が乾いたら、次に地面にパウダーを撒いていきます。まずは「土」になっている部分をイメージして、 TOMIXのカラーパウダー「ライトブラウン」を撒きます。

TOMIXのカラーパウダーは幾つか種類がありますが、 このジオラマではライトブラウンとライトグリーンの2色を使います。

まず、パウダーを撒く地面の部分(グレーの道路以外の部分)にボンド水を筆で塗ってから、 パウダーを指でつまんでその上にパラパラかけて撒いていきます。

パウダーを撒いたら、その上からさらにボンド水をスポイトで滴下していき、 パウダー全体にしっとり浸透させます。

※画像は、少し進んでしまった後のものですが、手前のあたりのような感じになればOKです。

続いて、ボンド水が乾燥する前にカラーパウダーの「ライトグリーン」も撒いていきます。

ライトブラウンを全体に撒いた上から撒いていきます。
「土」の上に小さな雑草が生えるようなイメージです。
撒き終わったら乾燥を待ちます。

※画像の手前の地面のような感じです。画像は、少し進んでしまった後のもので、奥の方の大きめの草はスモールプランツ(下記で説明)を使ったものです。

農家の庭と、畑になる部分周辺に、一部パウダーを撒かずに残す部分を作って、田舎の小道を表現します。
【 3 】 樹木作りと緑化

「広葉樹の幹(小)24本入り」と「ギガプランツ(ライトグリーン)」で木を作っていきます。

※最近では、メーカー(カトー)から、様々な樹木系素材が出されていますので、 樹木の作り方ページでご紹介している「桜の木を作る」の要領で、 「広葉樹の幹(小)」・「天然素材樹木(黒染め)」・「ナノプランツ または スモールプランツ(ギガプランツよりも細かい素材)」等を使ってもOKです。

「広葉樹の幹(小)24本入り」の内容。

木の幹のパーツに、幹を立てるベース部分が付いたものが24個入っています。

幹のパーツは、ベースを切り離して立てることができます。幹の部分は針金が通っているので、自由に曲げで枝ぶりを決められます。

そのままでは、ちょっと軟質プラスチック感があるのと、色が黒っぽいので、好みの色で塗装するのもおすすめです。

※アクリル塗料のデザートイエロー、バフ、フラットアースなどで塗装。

樹木の葉の表現には「ギガプランツ」を使っていきます。

「ギガプランツ(ライトグリーン)」。

※左上の画像は、ギガプランツ「シャドーグリーン ※暗めの色」ですが、ここでは「ライトグリーン ※明るめの色」を使っていきます。

接着剤は「ボンド ウルトラ多用途SU(クリア)」を使いましたが、他の速乾性接着剤でも良いと思います。

接着剤でギガプランツを少しずつ付けていき、全体のバランスが整ったら完成。
同様にして、いくつか必要なだけ作っておきます。

農家の庭に、樹木を設置した例。
樹木の設置は、樹木のベース部を付けたまま設置しても良いですし、 ベースを使わずにジオラマ上に小さな穴をあけて幹の根元を差し込むような形で設置しても良いです。

樹木の設置と同時に、地面の緑化も少しずつ進めます。

パウダーを撒いた地面に、「ナノプランツ」や「スモールプランツ」を使って小さな茂みを作り、緑化を進めます。

※画像は「スモールプランツ」。

ナノプランツは細かいスポンジ系素材で、スモールプランツはナノプランツよりも大粒で、低木や草むらなどの表現に使えます。
ナノプランツ・スモールプランツの色も数種類ありますが、ここではこの2色を使います。

ナノプランツは、うっすらと草を生やしたい部分に撒きます。パウダー撒きと同じ要領です。

さらに、茂みにしたい場所にはスモールプランツを撒きます。

スモールプランツの固定も、地面にボンド水溶液を塗った上からスモールプランツを撒いて、 その上にさらにボンド水溶液を滴下する感じで固定できます(パウダーやナノプランツと同じ要領です)。

駐車場の周りや駅舎の奥なども、少しずつ緑化を進めます。

地面に少しずつ草を生やしていくような感じです。

なお、露店が立ち並ぶ予定地は、あまり緑化せずに残しておきます(樹木もまだ設置しない)。

※パウダーを撒いたのみの状態にしておく。

緑化と同時に、鉄路柵を設置していきます。
柵・看板セット(TOMIX)を使用しましたが、他のものでも構いません。

アクリル塗料のバフやフラットアースなど、それらしい色で必要本数塗装していきます。

塗装が乾いたら線路周りに設置していきます(接着剤で設置)。

鉄路柵周りには、柵に沿うように「ナノプランツ+スモールプランツ」で茂みを作るとそれらしい雰囲気になります。
【 4 】 露店の電飾と設置

いよいよメインの電飾付き露店の設置を進めていきます。

まずはジオラマ上に、露店や樹木などを仮設置して並べてみて、イメージしてみます。
全体の雰囲気が見えてきてワクワクしてくる工程です。

位置が決まったら、露店にLEDを取り付けて設置していきます。

露店を設置する場所の下に、チップLEDが通る小さな穴(2mm程度)をあけ、ベース裏からLEDを通してきます。

露店の屋根内側部分に、光の透過を防ぐためアルミテープを貼ってからLEDを取り付けます。
LEDの取り付けは、UV硬化樹脂(UVレジン)などで接着してもいいですが、アルミテープなどで固定するだけでも十分です。

点灯チェック。良さそうなら、LEDのリード線を柱にピッタリ沿わせて接着します。

リード線の接着はUV硬化樹脂(UVレジン)がおすすめです。固定したら、 リード線部分は柱に近い色で塗装して目立たなくすると良いです。

ジオラマ上に設置。露店の柱の足裏部分に接着剤またはマットメディウムをつけて固定。

続いて、他の露店にも同様にLEDを取り付けていきます。

LEDを通すために開ける穴は、うまく露店に隠れるような位置にすると良いです。

開けた穴が表面から見える位置にある場合は、露店設置後に、穴の上からパウダーやナノプランツなどをかけて塞いで目立たなくします。

金魚すくいの露店は、パラソルの部分の裏にLEDを取り付け、線を這わせてきています。

露店一つ一つに明かりが灯ると一気に雰囲気が出てきます。
【 5 】 たき火を作る

続いて、農家の庭でたき火をしている農夫の様子を表現していきます。

たき火にする部分に、LEDが通る穴をあけ、LEDを通してきます。

点灯させてみた様子。
ここではチップ型LEDランプの橙と黄の2本使っていますが、 黄のみ、橙のみ、または電球色のみの1本だけでも十分たき火の表現ができます。

リード線をよじって2つのLEDをまとめます。

たき火部分の地面にUV硬化樹脂または接着剤でLEDを固定。接着剤等はLEDに直接塗付してかまいません。

楊枝や割り箸などを細かくして塗装し、薪を作ります。

農夫の人形(ジオコレ 情景コレクション「農家の人々」トミーテック)と薪を固定してジオラマ上は完成。

ベース裏側で、LEDランプのコネクタをインラインコントローラ(ゆらぎ2本用)に接続して点灯すれば、LEDがゆらゆら揺らいで光り、 たき火を表現できます。

※なお、光が強い場合はインラインLED調光器を使って明るさを調節してください。

実際に光る様子は、下の動画で見られます。


【 5 】 街灯付き電柱づくりと設置

赤い丸の位置に、街灯付き電柱を設置していきます。

街灯付き電柱を設置する場所に小さな穴をあけ、LEDを通してきます。

街灯の電燈笠には「拡散キャップ3mmLED用」を使っています。

※なお、拡散キャップは、本来は3mmLEDに被せて光を拡散させるためのものですが、 サイズ感や電燈づくりに使いやすい素材だったので利用してみました。

拡散キャップを適当な大きさ(長さ)までカットし、中央に千枚通しなどで穴をあけて、LEDを内側へ通します。

LEDの光る面が手前になるようにして、UV硬化樹脂で固定。

点灯してみた様子。
このままでは拡散キャップ全体が発光してしまいます。

拡散キャップ外側を、グレー系の塗料で厚塗りして遮光します。光が漏れないようにかなり厚塗りしています。

ジオコレの情景小物「電柱」に先ほど作った街灯を取り付けていきます。

電柱に先ほど作った電燈をUV硬化樹脂で固定します。

リード線は電柱にぴったりと沿わせて同様に接着。乾燥後、リード線部分は電柱に近い色で塗装して目立たなくしています。

同様にして必要数作ります。

このジオラマの奥の畑付近に設置した街灯は、街コレに付属していた短い電柱を使用していますが、 電柱はジオコレ「商店街小物セット」など他の模型に付属している好きなものを使っても良いです。

爪楊枝を削って塗装し、電柱を模したものを作ってみました。 このような簡単な自作電柱でも、街灯をつけると十分に映えます。これをジオラマに差し込むような形で設置しても良いです。

小物は、いろいろ思いついたもので工夫して作ってみても楽しいです。

街灯付き電柱の設置例。

街灯にはすべてチップ型LEDランプ 電球色(ロングサイズ)を使用していますが、 このLEDは、建物1個を照明できるほどの明るさ(輝度)があるので、普通に使うと電柱の街灯には明るすぎます。

LED配線構成図でご紹介した通り、街灯のLEDランプはインラインLED調光器を接続して明るさを調節しています。

電柱の周りに茂みを作ったり、任意で木などを設置して少しずつ雰囲気を出していきましょう。

※茂みは、ナノプランツやスモールプランツ、ギガプランツ(またはテラプランツ)などで作ります。

ぼんやりと地面を照らすくらいの角度で電燈を取り付けると良い感じです。

街灯は、とても繊細な工作になり、手こずるかもしれませんが、ジオラマに設置すると良いアクセントになり、 とても雰囲気が出ますので、ぜひ頑張って作ってみてください。

裏の畑の細道の様子。
何もないと寂しいエリアですが、街灯ひとつで雰囲気が出ます。

続いて、電車にも室内灯を入れてしまいます。

天井部分にアルミテープを貼り、その上からチップ型3連LEDランプ 電球色を 取り付けます(チップLEDが3個つながっているタイプ)。
LEDが等間隔になるように並べて、テープなどで止めて設置。

こちらは、チップ型3連LEDランプ 白を使ってみた場合。
発光色はお好みの方をお使いください。

電球色の場合の雰囲気。

白を使った場合の雰囲気。

※基本的には、白はやや都会的な雰囲気になります。
【 6 】 人形などを設置して仕上げ

空きの多いスペースに樹木を置いたり茂みを作って、全体の緑化を進めます。

駅前の駐車場に自動車や自販機などの小物を置き、露店の周りには人形を設置していきます。

※なお、右上の畑のエリアの作物の表現は、スモールプランツを使っています。

人形の設置には「マットメディウム」を使っています。

人形や小物、露店などの設置におすすめです。 模型の接着する面に少しマットメディウムを塗り付けてジオラマに置き、30分くらいおけばくっつきます。乾燥すると結構な強度になります。

人形は「カトー DioTown 和服の人々2(浴衣) 」や「トミーテック ジオコレ 祭りの人々」など、 お好みのものを使って設置していきます。

ストーリーを考えながら人形を設置していくのも楽しいものです。

人形を置いてLED照明をONにすると、断然雰囲気が出ます。

小物の設置が完了したら、ベースの周りに薄い板を取り付けて外観を整えればジオラマは完成です。

ベース裏面は、LEDランプのコネクタの配線をして完成。電池ケースのスイッチを入れれば夜景が楽しめるようになります。
ジオラマの完成


できればアクリルケースで蓋をできるようにすれば完璧です。


反対側から見た様子。
※ベースは、今回は2辺だけの角材取り付けで省略していますが、できれば4辺やった方が良いです。



そして、照明ONで夜景が楽しめる!


ベース裏の電池ケースのスイッチをONにすれば、簡単に夜景が楽しめます!
見事に照明が入って、美しい夜景が見られるようになった瞬間には、格別の感動があります。
※なお、電源はコンセントのある場所ならACアダプタでも使えます。


露店に入った照明が、にぎやかな夏祭りの雰囲気を演出。
やはり露店の照明はジオラマではたいへん映えるので特におすすめです。


LEDのリード線も極細なので、目立たなく工作することで、外観を損ねずに電飾することができます。


人形も様々な種類のものがあるので、ストーリーを考えて配置するのもジオラマの楽しさの一つです。


電車の室内灯は、白・電球色お好みの方を使ってみてください。電球色はローカルな雰囲気、白はやや都会的な雰囲気になります。


駅舎は、屋根の隙間などから光が漏れないようにしっかりと組み上げます。 光が透ける建物の場合は、内側にアルミテープを貼って遮光処理します。


電燈は、ぼんやりと地面を照らすような角度で電柱に取り付けると良い感じになります。


街灯作りは、作業が細かく骨折りですが、ジオラマ上ではとても雰囲気が出せるアイテムです。


そして、たき火はリアルな動きのある光「ゆらぎ」効果で光り、ジオラマ上の良いアクセントにもなってくれます。



いかがでしたでしょうか。使った建物や素材は、まったく同じものでやらなくても、好きなものを選んで作ってみてください。 ベースサイズなども自由です。

使う道具や材料、基本的な作り方が大体わかれば、ジオラマは初心者の方でも作れるものです。
LEDパーツも電気知識がなくても使えるので、ぜひイメージする魅力的な夜景ジオラマを作ってみてください!

このジオラマで使ったLEDパーツは下記におさらいしておきます。

使用したLEDパーツ




≪使用したパーツ一覧≫ ※リンク先は、マイクラフトYahoo!店 商品ページが開きます。
チップ型LEDランプ 電球色(超高輝度)ロングサイズ 計20本
※LEDランプは、リード線の長さが「標準70m」「ロングサイズ250m」の2種類があります。 基本的にジオラマ製作には作業のしやすい「250mmロングサイズ」をおすすめします。
チップ型3連LEDランプ 電球色(超高輝度)ロングサイズ 計2本
※電車の室内灯に3連タイプを使っています。白・電球色お好みの方を利用してください。
チップ型LEDランプ 橙(超高輝度) 計1本
チップ型LEDランプ 黄(高輝度) 計1本
※たき火には、今回「橙と黄」の2本使用していますが、どちらか1本のみ、あるいは電球色1本でも十分にたき火の演出ができます。 なお、たき火のLEDランプは長さが必要ないので「標準サイズ70mm」を使用しています。 たき火の光が明るすぎる場合はインラインLED調光器を使います。
2分岐ハーネス 計3本
3分岐ハーネス 計6本
インラインコントローラ(ゆらぎ2本用) 計1個
※たき火をLEDランプ1本だけでやる場合は、 インラインコントローラ(ゆらぎ1本用)をお使いください。
インラインLED調光器 計1個
コントローラ8pm(常時点灯8本用) 計1個
電池ケース(単3×3本用 スイッチ付) 計1個
※電源は、ACアダプタでも使えます。


イメージする美しい夜景ジオラマをぜひ作ってみてください!

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模型・クラフト用LEDランプの使い方

● LEDの種類 ●

LEDは、安心&長寿命の日本製を中心に、すべて高品質のものだけを使用しています。

チップ型LEDランプ
チップ型LEDランプ
丸型3mmLEDランプ
丸型3mmLEDランプ
丸型5mmLEDランプ
丸型5mmLEDランプ

コネクタ付LEDランプは、大きく分けて上の3種類のタイプに分かれます。それぞれ発光色の種類も豊富です。 好きなLEDランプを選んで、コントローラまたはボタン電池ケースなどにつないで点灯させます。
※チップ型LEDランプは、1本の線に3つまたは5つのLEDが連続でつながっている、3連・5連タイプもあります。

● LED点灯方法は4種類から選べます ●

【コントローラ(ケース型)を使う場合】
コントローラを使う場合
鉄道模型レイアウト・ジオラマなど、たくさんのLEDを使った本格的な電飾におすすめの方法です。
※LEDランプは、すべての種類・発光色の中から使いたいものを自由に組み合わせて使えます。

【miniコントローラを使う場合】
miniコントローラを使う場合
鉄道模型レイアウト・ジオラマなど、たくさんのLEDを使った本格的な電飾におすすめの方法です。
ゆらぎ・点滅・ホタルなど、色々な光り方を組み合わせることもできます。
※LEDランプは、すべての種類・発光色の中から使いたいものを自由に組み合わせて使えます。

【タイニィコントローラを使う場合】
タイニィコントローラを使う場合
タイニィコントローラは、LED点灯用回路を搭載した電池ケースですので、別途電源等は必要ありません。 使いたいLEDランプとつなぐだけでOK!(単3電池2本を使います)
※LEDランプは、すべての種類・発光色の中から使いたいものを自由に組み合わせて使えます。

【ボタン電池ケースを使う場合】 ボタン電池ケースを使う場合
模型・プラモデルの狭いスペースに直接組込んで使える超小型電源。好きなLEDランプとつなぐだけでOK! (市販のリチウムボタン電池1個を使います)

● カスタム用サポートパーツ ●

他にも、LEDランプの配線を延長できる延長ハーネスや、つなぐLEDランプの本数を増やせる 2分岐ハーネス3分岐ハーネス、 LEDの光の強さを調節できるLED調光器など、用途に合わせてカスタムできる サポートパーツも充実。

ジオラマ・プラモデルにおすすめのLEDパーツ

チップLED 白(超高輝度)
ロングサイズ
チップLED 電球色(超高輝度)
ロングサイズ
チップLED 赤(高輝度)
ロングサイズ
チップLED 赤(超高輝度)
ロングサイズ
チップLED 橙(超高輝度)
ロングサイズ
チップLED 黄(超高輝度)
ロングサイズ
チップLED 緑(高輝度)
ロングサイズ
チップLED 青(高輝度)
ロングサイズ
チップLED3連 白(超高輝度)
ロングサイズ
チップLED5連 白(超高輝度)
ロングサイズ
チップLED3連 電球色(超高輝度)
ロングサイズ
チップLED5連 電球色(超高輝度)
ロングサイズ
丸型3mmLED 白(高輝度)
ロングサイズ
丸型3mmLED 電球色(暖色)
ロングサイズ
丸型5mmLED 白(広角) 丸型5mmLED 電球色(広角)
ボタン電池ケース
【CR1220用 スイッチ付】
ボタン電池ケース
【CR2032用 スイッチ付】
miniコントローラ8pmi
【常時点灯8本用】
miniコントローラ8pmi-l
ロング30p
【常時点灯8本用】
miniコントローラSN02
【高速リレー(回転灯)8本用】
miniコントローラSN03
【点滅(ランダム)8本用】
miniコントローラSN04
【ゆらぎ8本用】
miniコントローラSN06
【フェードアウト(花火)8本用】
miniコントローラSN08
【フェードイン・アウト(蛍)8本用】
miniコントローラSN09
【フラッシュ点滅8本用】
miniコントローラSN10
【ウィンカー点滅8本用】
miniコントローラSN15
【高速リレー(回転灯)4本用+ウィンカー点滅2本+常時点灯2本用】
2分岐ハーネス 3分岐ハーネス タイニィコントローラ
【常時点灯4本用】
タイニィコントローラ
【ゆらぎ4本用】
コントローラ8pm
【常時点灯8本用】
コントローラ16pm
【常時点灯16本用】
ACアダプタ
【変換プラグコード付属】
電池ケース
【単4×3本 スイッチ付】

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★ 鉄道模型レイアウト・鉄道ジオラマにおすすめのLEDパーツ★

コネクタ付チップLED
コネクタ付3mmLED
コネクタ付5mmLEDランプ
コントローラ
タイニィコントローラ
電源

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